遊びを通じて、子供の可能性を感じた4日間

Satoko Shinjo

難民キャンプに住む子供たちの「遊び」を支えること。それは、将来への大きな可能性を秘めた素晴らしい活動だと、確信しました。IWITNESSが終わった今、私の心に強く残るのは、今回出会った子供たちが、将来どんな風に成長していくのだろうというワクワクです。今回訪れたのは、タイとミャンマーの国境地帯にある難民キャンプでした。そこで出会った人から、10年以上国籍も証明できず、安定した収入もない生活の苦しさや、経済的な事情により水や教育のような基本的な支援がまだ必要であるという現状を知りました。

紙マラカスを作る子供たち撮影Caroline Westhoff

そのような状況を多く耳にする環境の中で、私たちが多く目にしたものは他にもあります。それは、思う存分遊ぶ子供の姿です。難民キャンプに住む子供たちの「遊び」を、Humanity & Inclusion (HI)という団体は支援し続けています。IKEA FOUNDATIONの寄付を受け、この団体は、子供向けのイベントの開催や、子供が遊べる場所の確保に取り組んでいます。HIにて出会った子供との記憶の中で、強く印象に残っていることは、彼らの大きな可能性:想像力、課題を乗り越える力、そして自分の想像を現実のものにする才能です。例えば、紙で花冠を作ったとき、私たちはお手本通りに一緒に作ることから始めました。しかし、1つ作り終えた途端、多くの子供が自分の好きな色で、あるいは作り方まで変えて、新しいものを作り始めました。さらに、彼らが同じ言葉を話さない私と意思疎通をする方法を見つけ出したことに、私は驚かされました。言葉以外の方法で私と話す術を、簡単に見つけ出した子供たちは、遊びの中で自分にできないことがあっても、必ず乗り越えられる力を持っているのでしょう。最後に、花冠ができると、部屋全体は達成感で満ちていました。このように、キャンプに住む子供たちを一緒になって遊び、子供の熱意と才能に触れ、全員が豊かな想像性と、課題を乗り越える力、そしてその想像を実現する能力を持っていることを実感しました。

子供たちと素敵な花冠! 撮影 Humanity & Inclusionスタッフ

帰国後、この経験を振り返っているとき、難民キャンプに住む子供との遊びの中で見つけた彼らの可能性は、私たちの人生の中でもっとも重要な要素のひとつではないかと考えるようになりました。私たちは、自分が何をしたいかを想像し、その実現のために困難にぶつかっても乗り越え、最後には自分が想像した夢や願いを実現する。そうして芽生えた達成感が、次の想像へと自分を駆り立てる。この繰り返しの中で成長してきたように思います。そして、遊びの中で、この経験を日々繰り返している子供たちはもちろん、人生全体(もしかしたら、それも大きな遊びかもしれないですが)においても、自分の持つその才能を生かしていくのでしょう。子供たちがどんな成長を遂げるのか、楽しみで仕方がないです!

紙カップで動物を作る子供たち撮影 新城聡子

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Satoko Shinjo

I joined IKEA Japan in 2017, after several experiences of volunteering to help immigrant workers in Japan and to support students from various backgrounds. I am currently working for Tachikawa store as an IKEA FOOD (Bistro & Swedish Food Market) co-worker. Communicating to co-workers and customers about initiatives related to caring for people and the planet in IKEA Group is the best part of my work, and this also motivated me to apply for IWitness. I love travelling to learn about other cultures, to taste local food, and to explore history.

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